卵巣ガン ステージ(病期)

卵巣ガンは悪性腫瘍ができている場所、深さや大きさ、転移などの段階により、Ⅰ期、Ⅱ期Ⅲ期、Ⅳ期に分かれます。

ステージ Ⅰ期

さらに3つに分かれ、ⅠA期、ⅠB期、ⅠC期とよばれます。

ⅠA期

ガンが片側の卵巣にとどまっているもの

ⅠB期

ガンが両方の卵巣にとどまっているもの

ⅠC期

  • ガンが、片方または両方の卵巣内にとどまっているもの
  • 被膜が破れ、卵巣表面にガンがあるもの
  • 腹水などにガン細胞がみられるもの

主な治療法としては、「手術治療」、「術後化学療法」などが行われます。

片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を切除する場合があります。
大網(たいもう:大小腸をおおう脂肪組織)は、転移がなさそうに見えても実害がないため切除します。転移があれば、Ⅲ期ということになります。大動脈周囲の後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合は病理検査をし、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節(背骨のすぐ後ろを通る大きな血管の周囲)を郭清(かくせい)します。手術後、摘出したものを顕微鏡検査し、その結果、転移していないことがわかれば、Ⅰ期であることが確定します。

ステージⅠa期

卵巣ガンは悪性腫瘍ができている場所、深さや大きさ、転移などの段階により、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分かれます。

ステージ Ⅱ期

さらに3つに分かれ、ⅡA期、ⅡB期、ⅡC期とよばれます。

ⅡA期

ガンが卵巣の周囲(卵管、子宮)に広がっているが、腹腔内にはガンがないもの

ⅡB期

ガンがほかの骨盤組織に広がっているもの

ⅡC期

ガンが骨盤内に広がり、腹水などにもガン細胞が見られるもの

主な治療法としては、「手術治療」、「術後化学療法」などが行われますもの

手術治療は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除します。
大網(たいもう:大小腸をおおう脂肪組織)は、転移がなさそうに見えても実害がないため切除します。転移があれば、Ⅲ期ということになります。大動脈周囲の後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合は病理検査をし、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節(背骨のすぐ後ろを通る大きな血管の周囲)を郭清(かくせい)します。手術後、摘出したものを顕微鏡検査し、その結果、転移していないことがわかれば、Ⅱ期であることが確定します。

卵巣ガン ステージⅡ期

卵巣ガンは悪性腫瘍ができている場所、深さや大きさ、転移などの段階により、Ⅰ期、Ⅱ期Ⅲ期、Ⅳ期に分かれます。

ステージ Ⅲ期

さらに3つに分かれ、ⅢA期、ⅢB期、ⅢC期とよばれます。

ⅢA期

顕微鏡で調べた結果、ガンが骨盤外の腹腔にも転移しているもの

ⅢB期

肉眼で見て、2cm以下のガンが骨盤外の腹腔に転移しているもの

ⅢC期

ガンの大きさが2cm以上で、骨盤外の腹膜に転移しているもので、近くのリンパ節にも転移しているもの

後腹膜 腹腔の背側にある腹膜と背骨や背筋との間の領域で、大動脈、下大動脈、腎臓、尿管などのある場所です。

主な治療法として、「手術治療」、「化学療法」などがあります。

ガンの転移ガンの転移が広範囲にあるので、手術治療で完全にガン細胞を切除することはできませんが、少し残ったとしても、できるだけ多くのガン細胞を切除した方が症状も改善できるため、全身の状態が耐えられれば、できるだけ多くのガンを切除します。病状により多くのガンを取ることもできますが、開腹したけれどほとんど何も取れない場合もあります。手術前に化学療法を行い、ガンを縮小させてから手術する方法もあります。手術治療は、両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除し、直腸にガンの浸潤がある場合、直腸も含めて切除する場合があります。大網(たいもう:大小腸をおおう脂肪組織)、後腹膜リンパ節、脾臓(ひぞう)、大腸、小腸の一部を転移したガンと一緒に切除することもあります。

卵巣ガンは悪性腫瘍ができている場所、深さや大きさ、転移などの段階により、Ⅰ期、Ⅱ期Ⅲ期、Ⅳ期に分かれます。

ステージ Ⅳ期

  • ガンが遠隔の臓器(肝臓など)に転移しているもの

主な治療法として、「手術治療」、「化学療法」、「放射線療法」などがあります。

ガンの転移が広範囲にあるので、手術治療で完全にガン細胞を切除することはできませんが、少し残ったとしても、できるだけ多くのガン細胞を切除した方が症状も改善できるため、全身の状態が耐えられれば、できるだけ多くのガンを切除します。病状により多くのガンを取れることもできますが、開腹したけれどほとんど何も取れない場合もあります。手術前に化学療法を行い、ガンを縮小させてから手術する方法もあります。手術治療は、両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除します。直腸にガンの浸潤がある場合、直腸も含めて切除する場合があります。大網(たいもう:大小腸をおおう脂肪組織)、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したガンと一緒に切除することもあります。