19.自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法

(じこしゅよう・そしきおよびじゅじょうさいぼうをもちいたかっせいかじこりんぱきゅういにゅうりょうほう)

概要

末梢血から採取した自己リンパ球と、自己の腫瘍と混合培養するなどして接触させた樹状細胞、もしくは、既に体内で腫瘍と接触のあったと考えられる腫瘍浸潤リンパ節由来樹状細胞(しゅようしんじゅんりんぱきゅうゆらいじゅじょうさいぼう)とを、体外でインターロイキン2などの存在下で培養し、腫瘍に特異的と期待されるキラー細胞を誘導し、増殖させ、再び体内に戻す療法です。

治療の効果が期待できるガン、または検査の対象となるガン

ガン性の胸水若しくは腹水又は進行ガン。

治療または検査ができる条件

山口大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科では、「当科にて根治外科手術をした膵ガン ・胆道ガン」となっています。

治療または検査の方法

患者さんの末梢血より血球分離装置を用いてリンパ球を分離します。ガン抗原であるMUC-1を高発現しているヒト膵ガン培養細胞を不活化させ、分離リンパ球と混合培養し、インターロイキン-2を添加することで自己リンパ球を試験管の中で活性化させて、細胞障害性Tリンパ球(CTL)を誘導します。こうして誘導されたCTLを7~10日後に点滴静注して患者さんに戻す(移入)免疫療法です。分離・移入を1回とし、通常は合計3回施行します。また、本細胞療法と抗ガン剤(ゲムシタビン)を併用することも可能です。
(山口大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科ホームページより)

治療または検査の副作用・合併症

細胞療法自体は抗ガン剤や放射線療法に比べて、圧倒的に副作用の少ない治療です。

自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法を行っている医療機関

関東

名称 千葉県がんセンター
URL http://www.chiba-cc.jp/
住所 千葉県千葉市中央区仁戸名町666-2
電話 043-264-5431

中国

名称 広島大学病院
URL http://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/
住所 広島県広島市南区霞1-2-3
電話 082-257-5555(代表)
名称 山口大学医学部附属病院
URL http://www.hosp.yamaguchi-u.ac.jp/
住所 山口県宇部市南小串1-1-1
電話 0836-22-2111(代表)
適応条件 山口大学医学部 消化器・腫瘍外科にて根治外科手術をした膵ガン ・胆道ガン。
費用 一回につき126,700円
詳しくは、ホームページをご参照ください。
http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~surg2/ippan/
advanced_medical/high_advanced.html
名称 川崎医科大学附属病院
URL http://www.kawasaki-m.ac.jp/hospital/
住所 岡山県倉敷市松島577
電話 086-462-1111(代表)
費用 一回につき73,100円