15.カラー蛍光観察システム下気管支鏡検査及び光線力学療法

(からーけいこうかんさつしすてむかきかんしきょうけんさおよびこうせんりきがくりょうほう)

概要

従来の気管支鏡検査では発見・診断が困難な早期肺門部肺ガンや前ガン病変を、カラー蛍光観察システムを用いて早期に発見・診断することができます。また、光線力学療法時に投与するポルフィリン誘導体のガン病変への集積も観察できるため、ガン病変の見落としを減少させることができます。

治療の効果が期待できるガン、または検査の対象となるガン

肺ガン又は気管支前ガン病変

治療または検査ができる条件

転移、リンパ節転移がないこと

治療または検査の方法

まず、光感受性物質(ひかりかんじゅせいぶっしつ)を静脈注射します。フォトフリンは投与の約48時間後、レザフィリンは投与の約4時間後にレーザー照射を行います。
のどにキシロカインスプレーを使った局所麻酔をし、気管支鏡を気管支に挿入します。
蛍光を発生させる光を気管支に当てると、正常な気管支は緑色に見えますが、ガンのある部分は、緑色が薄くなって赤色に見えます。この方法に、ガンに取り込まれることにより強い赤色の蛍光を発生する光感受性物質を使用すると、ガンの部分が強い赤色となって観察されます。この赤い部分にレーザーを照射し治療を行います。

治療または検査による副作用・合併症

レーザー治療後は発熱、CRP上昇、白血球増多等の炎症所見、治療部位の出血・疼痛、また、咳、痰、血痰、呼吸困難、咽頭痛、無気肺、咽頭痛、悪心、嘔吐、食欲不振等があらわれることがあります。
レーザー治療後、壊死組織(えしそしき)の器質化(きしつか)による気道の閉塞の恐れがあります。(防止するため、翌日より2~3日は連日、その後1カ月間は1週間に1回、気管支鏡による壊死物質の除去が必要です)
光感受性物質は肝や消化管より排出され、毒性はありませんが、唯一の合併症として日光過敏症があります。
このため、フォトフリンで投与後2~3週間、レザフィリンで約1週間は直射日光を避けてください。

カラー蛍光観察システム下気管支鏡検査及び光線力学療法を行っている医療機関

北海道

名称 旭川医科大学病院
URL http://www.asahikawa-med.ac.jp/index_h.php
住所 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号
電話 0166-65-2111
費用 65,800円

四国

名称 国立大学法人 徳島大学病院
URL http://www.tokushima-hosp.jp/
住所 徳島県徳島市蔵本町2丁目50-1
電話 088-631-3111(案内)