1. 造血器腫瘍細胞における薬剤耐性遺伝子産物P糖蛋白の測定

(ぞうけつきしゅようさいぼうにおけるやくざいたいせいいでんしさんぶつぴーとうたんぱくのそくてい)

概要

抗ガン剤多剤耐性(こうがんざいたざいたいせい:2種類以上の抗ガン剤に対する抵抗力)の最も一般的な原因の一つとして、腫瘍細胞におけるP糖蛋白の発現が明らかになっています。腫瘍細胞にP糖蛋白が発現すると、細胞内に取り込まれた抗ガン剤が、細胞外に排出されてしまい、結果として抗腫瘍効果(こうしゅようこうか)が失われるのです。
この検査は、血液や骨髄液中(こつずいえきちゅう)の腫瘍細胞の中にP糖蛋白が存在するかどうかを調べ、それによって、適切な抗ガン剤を選択するものです。
腫瘍細胞にP蛋白が検出された場合、耐性(一定の薬物に対する抵抗力)に関係のない抗がん薬を選択することで、治療に適切な抗がん薬を選択できます。

治療の効果が期待できるガン、または検査の対象となるガン

白血病、悪性リンパ腫又は多発性骨髄腫

治療または検査の方法

血液や骨髄液を採取し、腫瘍細胞の中にP糖蛋白が存在するかどうかを測定します。
骨髄液を採取する場合、骨髄穿刺(こつずいせんし)を行います。骨髄穿刺は皮膚を消毒し、局所麻酔の後に胸骨(胸の中央にある骨)、または腸骨(腰の骨)に骨髄穿刺針という細い針を刺し、骨の中にある骨髄液を注射器で吸引して採取します。

治療または検査による副作用・合併症

骨髄穿刺を行う場合、採取部位周辺の疼痛、出血、感染などがあげられます。

造血器腫瘍細胞における薬剤耐性遺伝子産物P糖蛋白の測定を行っている医療機関

関東

名称 東京女子医科大学病院
URL http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/
住所 東京都新宿区河田町 8-1
電話 03-3353-8111
費用 30,000円